佐渡島 物部神社参拝

佐渡島参拝その2

当社は延喜式九社の第一に挙げられ、かつ延暦十年(791)県下で最初に神階(従五位下)を授けられた旧県社である。
創建は穂積朝臣の老が養老六年(722)佐渡配流、謫居二十年の間物部氏の先祖「宇麻志麻治命」を祠り小祠を建立。
清和天皇の貞観三年(861)社殿建築し元文五年(1740)再建する。順徳上皇御遷幸あらされし際、当社に御幸遊ばされる。また天和年間(1681~)小倉大納言実起卿此里に居を占めて、崇敬斜めならずと言う。
今も住吉さんなる別称で呼ばれている。これは当地が往古水運の国府川の上流に在り船材の主産地であったことに由来し航海安全の守護神であったことをも象徴している。
現に日蓮上人の住吉大明神なる木札もある。
昭和32年、小倉地内の四神社統合の議が成立、八幡神社及び二つの白山神社を当社に合祀し今日に至る。

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